満員電車に揺られ会社へ向かう貴方、行ったり来たりの反復往復を繰り返す鮮やかとは程遠い灰色に染められた毎日を過ごす貴方。そんな飽き果てた毎日に絶望しきってないのは皮肉にもこの電車があるから。正確にはその電車に乗ってくる麗しい女子高生様たちだ。 彼女たちが乾いた世界にわずかばかりの色彩を与えてくれる…。色がないから色香を求める…。 彼女たちが動く度に鼻孔をくすぐる香り… 制服で強調される胸の膨らみ… 足首からふとももまで大きく露出させたみずみずしい生足… そして… 挑発するようにはためかせ秘部を覆い隠しては劣情煽るミニスカート…。 そのすべてが貴方にとって眼福、薬そのもの。 しかし貴方はそれが毒であるとも知っている。一度触れてしまえば、己を蝕み破壊することを貴方は理解している。 だから見るだけ…。今日も見るだけ…。この灰色の世界に飲まれず…。この灰色の世界を壊さず…。ただ見るだけ…。そう思っていた…。今日までは…。
最初の作品です…。思い返して思い出せるのはこれをネカフェで書き上げた時の解放感だけです。それ以外は右も左もわからなすぎてただ疑心暗鬼になりながら書いたという印象だけが残ってます。
なぜネカフェなのかといえばその当時、二ヶ月程度の研修で最寄りのコンビニが7kmでスーパーも一軒しかない村にて集団生活を強いられておりました。幸い休日は自由だったので街に出ることができました。そこで私は昼夜問わずかつお金をかけずに作業ができるところを探し、その結果ネットカフェに行き着いた次第であります。研修所から電車で揺られること2時間です。そこが研修所から最も近いネットカフェでした。すごいね!日本の原風景!
満員電車の逆痴漢をテーマにしていますが、当然のごとく田舎のローカル線が満員電車になるなどサメが空から降ってくる確率と同程度に低く、平日の研修では電車など乗りませんからこの作品のシチュエーションとは縁遠い環境で作られております。じゃあなんでこれにしたのかは…なんでですかね…多分当時の僕の調べ方が悪いと思うんですけど当時そんなに逆痴漢の作品がないなぁ…って思ったからだったような気がします…。当時の僕の検索技術の未熟さ、無知さがこの作品を生みました。
前述の通り、処女作ということで特に悩みながら迷いながら、思い悩む僕たちが答えだと分かっていてもなお、答えを求め続けながら書きました。その過程でいろんな作品を参考にさせていただきました。この作品で最も参考にさせていただいたのは、しでん晶さん著作の「ぱんちらエロ天使」という作品です。この作品の導入が特に好きすぎて今でも大好きですっ!!!誘惑最高!!!!
↓の作品に載ってるよ!
この作品のここ好きポイントを一つ挙げるとするなら言葉の節々から綾乃ちゃんが前から貴方に目をつけていたことを類推できるところですね。なぜ彼女が貴方に目をつけたのか…そしてどうして誘惑してくれたのか…そう考えるといいと思いませんか?
最後にこの作品は最初の作品で、色々教えてもらいながら作りました。制作にあたり依頼を快諾していただいた秋野かえで様、海春様、収録スタジオ様には心より感謝いたしますッッ!!!!!