--ある朝駅前にて 「ぼきーんおねがいしまーす♥」 『募金ご協力おねがいしますぅ~♥』 「あっ♪そこのお兄さん♪うちらの募金してくんない?」 『目が合いましたぁ~♥お兄さぁん♪萌たちに募金してくれませんかぁ~?』 「なにキョドってんの~?まさか募金知らないってわけないよね~?」 『恵まれない人のためにお金を分け与える慈善活動なんですけど~これくらいは知ってますよねぇ~?』 「ってことでぇー♥うちら恵まれてないからぁ♥ためにぼきんしてくんない?」 『そんな頼みかたしたら失礼ですよぉ~光ちゃん♪はじめましてぇ♥私の名前は萌でーす♥それでこっちのちっちゃい子が光ちゃんで~す♪』 「んもぅ!それ、もえもえ基準の話っしょー!うちそんなちっちゃくないからwってことでうちは光♥よろしくね♪お兄さん♪」 「んでんで♪ぼきんする?しない?どっち?♥」 『もーう♥光ちゃーん♥ごーいんですよぉ~♥そんなに急かしたらお兄さんひいちゃうじゃないですかぁ~♥』 『あーイッちゃダメですよぉ~♥お金だけ払わせようってことじゃないんですよ?萌たち♪ですよねぇ♥?光ちゃん♪』 「っそ♪ほらよくあるじゃん♪募金してくれたらお返しに羽根もらったりとか♪それと同じようにうちらに募金してくれるなら…ふふーん♥ちょっとサービスしてあげる♥」 『あー♥ちょっと興味湧いてきましたねぇ〜♥?お兄さん♪』 「うちらもバカじゃないし~お兄さんの欲しいものくらい分かるよ♪JKに囲まれてされたいこといっぱいあるっしょ?」 『募金してくれるならぁ~お返しにちょっとだけですけどぉ~萌たちがお兄さんのこと気持ちよくしてあげますよぉ~ 』 「あーにやけてるwにやけてるーwwwウケルwさっきまでつまらなそうな顔してた癖にお兄さんってばスっケベぇ~♥」 『目の前のJKにぃー♥いつも触りたくても触れないとこいっぱい触ったりぃ~』 「嗅ぎたくても嗅げないとこクンクン好きなだけ嗅げるんだよぉ~」 「お金出してぇー♥」 『性欲吐き出しませんかぁ♥』 「恵まれないJKのためにぃ♥」 『ひと肌脱ぎませんかぁ♥』 「『せーの♪』」 「『募金のご協力お願いしまーす♥おにいさん♥』」
作品名やトラック名は一度書いた後で見返してふさわしそうなものをつけることが多く、とりわけトラック名はどうせ誰もそんなに気にしないだろとタカをくくって頭の体操がてら勝手に付けているわけなのですが、この作品はちょっと特異でタイトルが一番最初にできました。貢ぎと募金…人に金銭物を譲渡するという点では一致していてもその言葉に対するイメージが真逆とも言える言葉なのですがある日突然この二つの言葉がつながった瞬間最後まで書けると思いました。
この作品は光ちゃんと萌ちゃんの二人のJK様によって成り立っているのですが、なぜ二人にしたかといえば、そもそも「貢ぎ募金」という言葉あそびとそれに類する行為を思いつくようなJK様は多分賢いんですね。
そんな賢いJK様がいたとして、作中のような貢ぎ募金行為を一人で実行することも多分できるのですが、そんな賢いJK様はどちらかとしてブレインに特化させて動いた方がより輝き、それとは別にブレインの作戦の魅力を100%以上引き出せる女性の魅力と自分の利益になる使い方を本能で理解しているJK様がいると無敵なのではないかとそう思いまして、その仮定に従い、萌ちゃんと光ちゃんの二人に一組という形にしました。そして光ちゃんと萌ちゃんの通う学校は高偏差値中高一貫校で萌ちゃんは内部進学組で光ちゃんは高校受験組という設定にしました。
皆さんの反応を見るとこの仮定は合っていたようで大変嬉しく思います。
というよりこれを表現してくださった方々がもう素晴らしいですよねっっ!?
秋野かえで様演じる光ちゃんの生意気なJK感、一之瀬りと様演じる萌ちゃんのゆるゆる癒やし天然系JKどちらも強すぎます最強です。
そして浦島さんのイラストもイメージぴったりどころかこちらを影響を受けるレベルものです。色々無茶を言ってしまいましたがそれを越えたものお出ししていただいてもう本当に感謝越えて甚謝でございます。下がった頭がずっと上がりません。
皆さんの反応を見ると一番好評だったのは一番最後のパートだったと認識しているのですが、お間違いないでしょうか?
あのパートに関してはまずプロットの段階からそこまで行くと決めていたものの、書き終わって見直すと、「やりすぎたかなぁ…これ受け入れてくれるかなぁ…」と思ったのが正直な感想です。とは言うもののこれがあるからやってきたわけでこれがないと意味がないしこの展開こそが救いだと思ってそのままお出ししました。これまた気に入っていただけて嬉しく思います。
今までなくしたものはなんでしょう?
今まで奪われたものはなんでしょう?
それが分かったとしてももはや取り戻せず、後戻りなどできようがない状況であってもなおその道が正しかったことを祈り続けて進んでいただければといいなとそう思って最後のタイトルをつけました。どうぞ今後も迷いながらも信じながらご自身の道をお歩みください。僕もそれとなく歩みます。